1994-02-25 第129回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
しかしながら、御存じのとおり、千何百万人もの異臭味被害の人たちが出ている。また、九州の遠賀川ではB類型が同じように当てはめられておりまして、これも環境基準は過去三カ年達成しております。ですから、環境基準という物差しで見ますと全く問題がないということになっておりますけれども、やはり異臭味問題が発生して六十万人もの被害人口を出している、こういう実態がございます。
しかしながら、御存じのとおり、千何百万人もの異臭味被害の人たちが出ている。また、九州の遠賀川ではB類型が同じように当てはめられておりまして、これも環境基準は過去三カ年達成しております。ですから、環境基準という物差しで見ますと全く問題がないということになっておりますけれども、やはり異臭味問題が発生して六十万人もの被害人口を出している、こういう実態がございます。
本法律案は、近年、トリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題などにより国民の水道水に対する信頼が低下していること、水道事業者の対応のみでは昨年施行された新しい水道水質基準を満たさなくなる場合が生じるおそれがあること等の状況を踏まえ、水道原水の水質の保全に資する事業として、下水道の整備、し尿処理施設の整備、合併処理浄化槽の整備等の事業の実施を促進することにより安全かっ良質な水道水の供給を確保しようとするものであります
ところが、その良質の水も、近年御案内のような異臭味被害といったようなものが広範に出てまいりまして、約二千万人の人々が異臭味を感ずるという事態を迎えました。また、発がん性が指摘されておりますトリハロメタンといったようなものが約六十を超える事業所等において検出される、そういう事態が生まれまして、この日本の誇りであった水、なかんずくその中の水道水に対する国民の信頼感が低下してまいりました。
近年、トリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題などにより、国民の水道水に対する信頼が低下しております。また、新しい水道水質基準が施行されましたが、水道事業者の対応のみではこれを満たさなくなる場合が生じるおそれがあります。 こうした状況を踏まえ、水道原水の水質の保全に資する事業の実施を促進することにより、安全かつ良質な水道水の供給を確保するため、この法律案を提出した次第であります。
本案は、近年のトリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題、新しい水道水質基準の施行などの状況を踏まえ、水道原水の水質の保全に資する事業の実施を促進することにより、安全かつ良質な水道水の供給を確保しようとするもので、その主な内容は、 第一に、この法律において水道原水水質保全事業とは、下水道、合併処理浄化槽の整備に関する事業、河川に関する事業等をいうものとすること、 第二に、都道府県または河川管理者
先生御案内のとおり、最近トリハロメタンが基準値に近い形で検出されている水道事業体が約六十三カ所にも及ぶ、また異臭味被害が二千万人にも達する国民の間に広がってきているという事態は看過できない重要な事態でございましたので、特にトリハロメタンあるいは異臭味等の発生が夏場にピーク時を迎えるということを考えますと、できるだけ早い国会の中でこの問題を解決する、処理するということが国民の健康を守るという意味で私どもにとっての
近年、トリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題などにより、国民の水道水に対する信頼が低下しております。また、新しい水道水質基準が施行されましたが、水道事業者の対応のみでは、これを満たさなくなる場合が生じるおそれがあります。 こうした状況を踏まえ、水道原水の水質の保全に資する事業の実施を促進することにより、安全かつ良質な水道水の供給を確保するため、この法律案を提出した次第であります。
また、近年、トリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題などにより、国民の水道水に対する信頼が低下してきております。厚生省といたしましては、この十二月の新しい水道水質基準の施行を控え、今国会に、安全で良質な水道水を確保するため、各種の事業を実施促進するための措置等を内容とする法律案を提出してまいりたいと考えております。厚生委員会の皆様方の御理解をお願い申し上げます。
また、近年、トリハロメタン等の有害物質や異臭味被害の問題などにより、国民の水道水に対する信頼が低下してきております。厚生省といたしましては、この十二月の新しい水道水質基準の施行を控え、今国会に、安全で良質な水道水を確保するため、各種の事業を実施促進するための措置等を内容とする法律案を提出してまいりたいと考えております。厚生委員会の皆様方の御理解をお願い申し上げます。
このためには、みずからも水質管理の強化あるいは高度浄水施設の導入など努力していかなければならないというふうに考えておりますが、一方におきまして、水道水源の汚濁の進行といったようなことによりまして異臭味被害の問題あるいは化学物質に対する懸念などが背景にありまして、国民の水道水への信頼感が薄らいでいるというふうな事態を招いていることも事実でございます。
一般国民が実感できるほど水道の水質が悪化しておるんじゃないかということで、最近の水道の異臭味被害の実態、状況はどうなっておるのか、把握されておる状況についてお尋ねをしたい。 また、それについて全国の水道事業者は、こういった水道の異臭味被害が生じないようにどのような対策を講じているのかも含めてお尋ねをしたいと思います。
○政府委員(藤原正弘君) 近年、湖沼等の閉鎖性の高い水域におきまして富栄養化に起因した植物プランクトンの大量増殖が生じまして、その結果、それらの水域を水源とする水道でカビ臭等の異臭味被害が発生しております。厚生省では、昭和五十八年度より全国的な異臭味被害調査を実施しておりますが、その結果によりますと、異臭味被害人口はここ数年増加傾向にございます。
○説明員(浜田康敬君) 水道におきます異臭味被害の状況でございます。これは申すまでもなく、原因といたしましては、湖沼など水が停滞しやすい水域におきまして各種排水によって富栄養化の現象が見られる、そうした水域から取水している水道におきまして水道水つまり飲み水にカビ臭などの異臭味が発生するといった問題でございます。厚生省では、こうした被害の状況を昭和五十八年度より毎年金国的に調査してきております。
○藤原(正)政府委員 厚生省では、昭和五十八年度より全国的な異臭味被害調査と呼んでおりますが、水道の水が臭いとか変な味がするとかという人口の割合を調べておるわけでございます。その結果によりますと、その被害人口はここ数年増加の傾向にございまして、平成三年度では全国で約二千万人に及んでおります。十年前と比べますと倍増しておるというような状況でございます。
これは水道水の異臭味被害などによる信頼性の低下、国民がおいしい飲料水を求めるようになってきたというニーズの変化によるものではないかというふうに考えております。
○浜田説明員 水道水の状況につきましては、先生御指摘のとおり、水道水中にいろいろな化学物質等が検出されたり、あるいは異臭味被害が生じたりということで、国民の不安が大変増幅してきているという状況でございます。
全国で異臭味被害を受けている人口、つまり異臭味被害人口と申しておりますが、これは委員御指摘のように大変多くなっております。そしてまた、淀川水系の人口がそれの大半を占めておるということも事実でございます。
○藤原説明員 近年、水質汚濁の進行に伴いまして、水道水に異臭味被害が生じております。委員御指摘のとおり、平成元年度では全国で異臭味被害を受けた人口が千七百五十四万人であり、平成二年度では二千百六十八万人というふうに、大分最近はふえてきております。また、この大半は近畿圏での人口になっております。
昭和六十三年度に異臭味被害を受けました水道の数は、全国で八十九あります。その給水人口は約千三百六十三万人というふうに把握いたしております。その原因でございますが、水道水源の湖沼等の汚濁の進行と、それに伴う富栄養化等である、このように考えております。